越前海岸で水揚げされた魚介類を中心に独自の視点で仕上げたお任せ料理、お寿司をご用意させて頂きます。

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福井御幸店  TEL  0776-43-0930

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福井御幸店

福井県福井市御幸4丁目12‐1

電話 : 0776‐43‐0930

営業時間 

ランチ :11:00~14:00

ディナー:18:00~21:30

新型コロナウィルスの影響にて

ご予約のみの営業とさせて頂きます。 


このシーズン非常にタイトな時間多く頂いたお電話に出れない可能性がございます。

もし宜しければ、echizenkani@outlook.jpへのメールもしくは、店舗スマホ08037064113にショートメッセージをお願い申し上げます。

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越前町本店

福井県丹生郡越前町高佐16-19-2

電話 : 0778-39-1120
FAX : 0778-39-1923

営業時間 : 11:00~15:00


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越前がに解禁!!

越前がにを滝の川流にご提供させて頂きます。
越前がに蟹しゃぶ

「滝の川」トピックス

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2025/6/20

★今年度の越前がに料理

のお問い合わせが増えております!!

2024年度の献立はこちらでした。

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接待にもお勧め日本料理
滝の川流とらふぐ料理
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越前の幸を滝の川的にお寿司で提供いたします。
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伝統技術の継承:「越前がに」を扱う職人の技を次世代へ


越前海岸に受け継がれる海の恵み

福井県の越前海岸は、古くから日本海の豊かな恵みとともに生きてきた土地です。冬の訪れとともに水揚げされる「越前がに」は、その代表的な存在。ずっしりとした身と濃厚な味噌、そして上品な甘みを持つこの蟹は、長年にわたり多くの人の心をつかんできました。

しかし、その美味しさの裏には、見えない努力と熟練の技があります。海の男たちの漁の技術、港での選別、そして料理人による調理まで。一つひとつが積み重なり、初めて「越前がに」としてお客様のもとに届くのです。

滝の川では、この地域に根付いた漁法や調理技術を次の世代へ受け継ぐことを使命としています。単なる料理ではなく、「海と人をつなぐ文化」そのものを守り続けたいのです。


職人たちが守る越前がにの選別技術

漁港に上がった蟹は、すぐにはお客様の食卓に行きません。まずは漁師と仲買人、そして職人たちによる"選別"の工程があります。越前がにの品質を左右する最初の関門がこの選別です。

経験豊富な職人は、目で見ただけで蟹の状態を見抜きます。甲羅の硬さ、脚の太さ、動きの活発さ。これらの微妙な違いが、鮮度や味に直結します。とくに「越前がに」として名乗れるのは、福井県の港で水揚げされ、厳しい基準を満たしたものだけです。その証として、黄色いタグがつけられます。

ある冬の日、滝の川で仕入れを担当する大将が漁港を訪れた時のこと。港には新雪が積もり、冷気がたちこめる中でも、職人たちは素手で蟹を一匹ずつ見ていました。「この甲羅の艶なら、しっかりした身が詰まっとる」。その一言に、何十年もの経験と誇りが込められていました。

このような職人の技は、数年で身につくものではありません。手の感覚、視線の高さ、蟹への敬意。そのすべてが技術の一部です。滝の川では、若い世代の従業員にもこうした現場を見せ、「触れて感じる目」を育てるよう努めています。


「生かす」ための調理技術とは

越前がにの魅力を最大限に生かすためには、ただ茹でるだけでは足りません。温度、塩加減、茹で時間、そして捌く順番。どの工程も一瞬の判断が味を左右します。

たとえば、蟹を茹でる温度は約98度が理想とされています。しかし冬の厨房では水温が低いため、実際にはもう少し高めに保たなければいけません。湯が再沸騰するタイミングを見極め、塩分濃度を微調整しながら、職人は目と耳で蟹の状態を感じ取ります。

滝の川では、先代から伝わる独自の茹で方を大切にしています。秘訣は「急がず、焦らず」。蟹が本来もつ旨味を閉じ込めるため、沸騰時間にもこだわります。そのうえで、殻の中に含まれる味噌を無駄にしないよう、丁寧にほぐして器に盛りつけます。

ある若手料理人が失敗した日のことを思い出します。茹ですぎてしまい、身が固くなってしまったのです。そのとき先代の言葉はただひとつ。「蟹と会話ができるようになれ」。すべての素材は生きている、という教えでした。今ではその若手も、タイミングを感覚でつかめるようになっています。


技の裏にある哲学:「自然と共に生きる」

越前の漁師や料理人に共通しているのは、「自然への敬意」です。荒れる冬の海に出て蟹を獲る。その危険と隣り合わせの仕事を、彼らは代々受け継いできました。漁は自然との駆け引きであり、人の力だけではどうにもならない瞬間が多々あります。

滝の川が掲げる理念もここにあります。自然からの恵みをいただく以上、無駄にしない。仕入れる量を慎重に見極め、必要な分だけを調理する。当たり前のように思えるこの姿勢こそ、持続可能な地域の食文化を守る第一歩と考えています。

越前海岸で獲れる魚介類は蟹だけではありません。アマエビ、ウニ、イカ、アジなど四季折々の恵みがやってきます。それぞれの旬を大切に扱い、自然のリズムに合わせて献立を組み立てる。まるで海と対話するような仕事です。この感覚もまた、次世代の職人たちに伝えたいと思っています。


若手への継承と地域とのつながり

滝の川では、若い料理人の育成にも力を入れています。越前町や福井市内の調理専門学校、地元高校との連携を通じて、現場体験や研修の機会を提供しています。実際に蟹を手に取り、命の重さを感じることが、技術を超えた学びにつながると信じているからです。

また、地元漁師との交流も欠かせません。冬の漁期が始まる前には、今年の漁の見通しや海況について話し合いを行い、漁師と料理人が協力して最高の蟹を届ける準備を整えます。この「横のつながり」こそ、越前地域の食文化を支える柱です。

ある若手スタッフはこう話します。「最初は蟹の違いなんて全然分からなかった。でも、港で漁師さんの話を聞いてから見る目が変わったんです」。経験と信頼の中で、若者たちが少しずつ技を学んでいく姿は、この地域の未来そのものです。

地元との連携は、教育の場だけにとどまりません。滝の川では毎年、漁期の始まりを告げる「蟹漁解禁祭」にも参加し、地域の人々とともに豊漁を祈願します。この祭りには、長年この海と向き合ってきた漁師たちの安全祈願も込められています。料理人として参加するたび、私たちは改めて自分たちの仕事が多くの人の命と努力の上に成り立っていることを実感するのです。


越前がにの歴史と文化的価値

越前がにの歴史は古く、室町時代にはすでに朝廷への献上品として記録が残っています。福井の海が育む蟹は、その品質の高さから「冬の味覚の王様」として全国に知られるようになりました。

この歴史の重みを受け継ぐことは、私たち料理人にとって大きな責任です。単においしい蟹を提供するだけでなく、何百年も続く食文化の担い手であるという自覚を持って、日々の仕事に向き合っています。

地域に根差した食文化は、その土地の気候、風土、そして人々の暮らしが織りなすものです。越前がにもまた、荒波の日本海、厳しい冬の寒さ、そしてそれに立ち向かう人々の営みの中で育まれてきました。この文化を次世代に伝えることは、単なる技術の継承を超えた、地域のアイデンティティを守ることにつながります。


滝の川が目指す「食の未来」

これからの時代、ただおいしいものを出すだけでは本当の価値を届けられません。どんな思いで漁が行われ、どんな手間を経てお客様の前に並ぶのか。その背景を伝えることこそ、私たち料理人の役割だと感じています。

滝の川では、食材の情報を丁寧にお伝えするよう努めています。産地や漁法、調理の工程を知ることで、お客様も自然と食を大切に感じてくださるからです。そして、その感動がまた次の世代の漁師や料理人を支える力になる。そうしてつながる「食の輪」を、これからも広げていきます。

お客様から「この蟹はどこで獲れたんですか」「どうやって茹でているんですか」という質問をいただくことがあります。そんなとき、私たちは喜んでその物語をお話しします。なぜなら、一皿の料理の背後には、必ず人の営みと自然の恵みがあるからです。


伝統を未来へ

越前がには、ただの高級食材ではありません。それは、越前海岸で生きる人々の誇りそのものです。寒風の中で海に挑む漁師、港で蟹を見極める目利き、料理で命を輝かせる職人。その一人ひとりの手が、「越前がに」という文化を作り上げています。

滝の川は、その文化の橋渡し役でありたいと考えています。お客様が一口召し上がったとき、「海の恵み」と「人の想い」の両方を感じていただけるように。そして、次の世代にもこの味を伝えるために、今日も私たちは手を動かしています。

冬の訪れとともに始まる蟹漁のシーズン。私たちは毎年、この季節を心待ちにしています。それは単に美味しい蟹が食べられるからではなく、再び海と人とのつながりを感じられるからです。これからも、伝統を守りながら新しい技術も取り入れ、越前の食文化を未来へとつないでいきます。



 店舗情報

 福井御幸店

 住所: 福井県福井市御幸4丁目12-1
 電話: 0776-43-0930
 営業時間:

  • ランチ:11:00~14:00
  • ディナー:18:00~21:30(時間帯により変動あり)

 越前町本店

 住所: 福井県丹生郡越前町高佐16-19-2

 電話: 0778-39-1200

 FAX: 0778-39-1923

営業時間: 11:00~15:00

 お問い合わせ

echizenkani@outlook.jp

※ 本店・御幸店共通メールアドレス
※ 新型コロナウイルス感染症対策のため、完全予約制となっております ※ 繁忙期はお電話に出られない場合がございますので、メールでのお問い合わせもご利用ください


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福井御幸店

福井県福井市御幸4丁目12‐1

営業時間 : 17:00∼22:00   

電話:0776-43-0930

ランチ :11:00~14:00

ディナー:18:00~22:00

新型コロナウィルスの影響により

ご予約限定のみ営業

mail :  araya@echizenkani.com        

本店、御幸店アドレスは共通

越前町本店

福井県丹生郡越前町高佐16-19-2

営業時間:11:00~15:00

電話 : 0778-39-1120

FAX : 0778-39-1923

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